読谷自然学校

http://www.veoh.com/browse/videos/category/educational/watch/v16159887nK42f8sM
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沖縄の読谷にある読谷自然学校。代表の小倉氏は東大卒、丸紅出身。
いやぁ、教育って難しいだろうなーと思う。けどなにより重要なもの。
個人的には4月から一年目の後輩ができて、いくらか教える立場にたったから当てはめてみると、確かに難しい。まず彼が何を考えているのかわからないし、俺が上から言われて違和感がしか残らなかったような決まりごとを偉そうに教えたいとも思わない。けど何も教えなかったら彼にとっても会社としても苦労する時期がしばらく続いてしまうだろうから、そんな余裕がない会社的には少しの方向付けはしてあげないといけない。けど嫌われ役になりたくない。けど一年目の去年を振り返ると叱ってくれた先輩には感謝している。もう正直何が正しいのかわけわからない。
それが子育てなんかになったら大変なのは当然のことだろう。小倉氏は

  • これがいけないもの、という教え方はしない。
  • そうするとルールがないと動けない人間になるから。

と話していた。確かに東京からの幼稚園教諭が話していた「皆同じ絵を描く」(描かせてもらえない)子供を育てようとする現状の教育はおかしいと思う。一番想像力が豊かなのに。

●四つの理念
◆つながる  自然にふれ、人と関わることを通して、
       感性を養い、つながりへの意識を深めます。
       人と人、人と自然のつながりを大切にします。
◆みとめる  人によって感じ方や考え方は違い、
       その価値観もいろいろあります。
       お互いをありのまま認め合い、
       多様性を認めることから始めます。
◆まなぶ   この学校には、教える人と教えられる人という
       一方的な関係性はありません。
       スタッフも含めすべての人が学ぶ存在であり、
       ともに学びあうことを目指します。
◆つくる   昔から引き継がれてきた大切なものを
       受け継いでいくだけでなく
       未来に向けて新たなものを
       創り上げていくことを行います。

読谷自然学校HP(http://www.geocities.jp/yomi_ns/index.html
この中で、みとめる、という点が印象的。これは小倉氏の行動を見ればわかるように、子供が子供を、大人が大人を、ではなく、教師が子供を認めることを指しているのだろう。
俺が一年後輩を理解できないように、大人は基本的に子供を理解出来ない。理解出来ない人間を放置すれば当然自分が理解できない人間に育つ。それは怖い。ということが教育を一方的な「指導」にさせている一因であるように思える。なにより指導は楽だし、自分と同じような人間を育てることができる。けど、読谷自然学校では、「大人が理解出来ない子供」を大切にしている。小倉氏の教育はとても勇気のあるものだと思う。