不動産業界の現状

不動産のアーバンコーポ、再生法申請 負債2500億円

全国で不動産開発やマンション分譲を手がけるアーバンコーポレイション東証1部、広島市)は13日、東京地裁民事再生法の適用を申請した。負債総額は2558億円で今年最大規模。08年3月期まで9期連続で過去最高益を更新していたが、不動産市況が急激に悪化、資金繰りに行き詰まった。

不動産関連企業が倒産しまくってるみたい。今回のアーバン倒産の原因は

サブプライム問題の影響で投資ファンドにマネーが集まらなくなって物件が売れず、国内金融機関も融資に慎重になった。首都圏などの分譲マンションの販売不振も顕著となり、建築資材の高騰が追い打ちをかけた。

とのことだけど、これは今年倒産した他の不動産業者にも大体当てはまることだろう。この業界全体がサブプライム問題以降の不動産不況スパイラルに巻き込まれている印象。他にも今年倒産した企業がいくつもある。TDBによれば2008年上半期(1−6月)に倒産した不動産会社は201件もあるらしい。例えばゼファー(7月)スルガコーポレーション(6月)近藤産業(ゼファー子会社)(5月)、ケイアール不動産(4月)など。不動産流動化事業をやっている会社は就活でいくつか見ていたけど、ゼファーも今年始めに会社説明会の予約してた。まあ行かなかったけど。こうなると逆に行ってみたかったな。スルガコーポレーションは地権者交渉に際して反社勢力と癒着した地上げを行っていたことが明らかになって資金繰りが一気に悪化、倒産したが、これは業界全体のイメージに影響を与えたはず。森ビルは六本木ヒルズ建設の際の地権者交渉に10年を費やしたとか聞いたけど、体力の無い新興不動産企業にそんな悠長なことは不可能だから、実際ほかにもこの手の手法で土地を買いあさっている企業がいることは明らかだろうし。この不動産不況の流れで、ここ数年の不動産バブルで沸き上がった新興不動産企業が一気に崩れるのではとの予測もあるようだ。
ニュースとか見てればこういう問題の全体像はなんとなく見えるけど、数字では全く理解できないから虚しい。今後の為にはやく数字から読めるようにしたい。ってことで簿記の勉強を今日からちょっとずつはじめよ。
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